旅行ばなし


第3回 欧州出張 (番外編)


1999年5月20日から30日までオランダとフランスへ出張してきました。ホントに(笑)出張だったんだけど、フランスへ行くのは生まれて初めてで、ちょっと浮かれて旅行気分だったのは否めません。いいじゃん、少しくらい。


1999.5.20 空港で浪費してカジノで取り戻す 

ただいまオランダ時間で21日の午前1時くらい(日本では同日午前8時くらい)です。無事にロッテルダムに着きました。ネットにも接続できるようです。よかったよかった。

左端の机でネットに接続(ホテルの部屋ね)


20日午前11時55分のJALの飛行機でこちらに来ることになっていたのですが、ちょうどよい時間にNEXがなくて、9時半ころには一人成田空港第二ターミナルをぶらついておりました。

ちょっと買い足さなきゃいけないものもあるし、プラプラするかな、ちょうどいい、とかってお店を見始めたら、まあ色々買ってしまいましたわ。アンタ初めての海外旅行?!ってくらいに。

ポケットティッシュ:風邪っぽいし
乾電池:RIOの電池切れそうだし
デオドラントスプレー:ちょうどなくなったところ
沙紗(チョコ):現地でも甘いものは食べたい
パズラー(雑誌):飛行機の中暇だしなあ
旅行時計:今まで持ってなくて、安いの見つけたから
変換プラグ:junnさんが「入ってないかも」って言うから(後で見たらちゃんと入ってた)
煙草カートン:駐在員のお土産
水泳帽:泳げるホテルに泊まるらしい

わはは。成田だけで5000円くらい使っちゃいました。わはは。

そんで、仕上げにマックでポテトとお茶頼んで準備万端! よし行くぞ!


てなわけで、飛行機の中ではブラピの「ジョーブラックによろしく」なんかを見ながら、オランダはスキポール空港に着いたわけです。で、ホテルに荷物置いた後、駐在員の人と日本食。終わったら、なぜかカジノに行くことに。

オランダはドラッグや売春が合法なのは有名ですが、カジノも合法なんだそうです。結局、「ダメ」って言うと、陰でこっそりやるから、全部国営にしてしまえばいいやっていう思考なんでしょうね。ある意味正しい。


もう午後11時くらいだったので軽くやりましょうってことで、とりあえずブラックジャックのテーブルに。100ギルダーのチップを買う(6千円)。

最初はめまぐるしくて流れについていけなかったんですが、段々コツがわかってきました。人がベットしてるところに乗るっていうのが最初はなかなか上手く掴めなかったんだけど、保険みたいなもんだなと気づいて、調子に乗る。

ディーラーのお兄ちゃんはしょっちゅう変わるんだけど、みんななかなかカッコイイ。でもでも、オランダ語で話してるから、今一つ何言ってるか分からなかったんだけどね(涙)。

初めのうちはちっともチップ増えなくて、全部スリそうになったりもしましたが。1時間半後には両手に持ちきれないほどのチップに(っていうとやや大袈裟)なりました。うふふのふ〜。ニコニコしながら換金しに行くと、なんと

720ギルダー(4万円ちょい)

になりました。わ〜い。朝空港で使ったお金の元が取れました。これで皆様にも素敵なお土産が買えるかもしれません。あくまでも「カモ」ね。なんかいいもん見つけたら自分用に買っちゃいそうだしね〜。ははは〜。


1999.5.21 日本中毒なオランダ人 

さすがに時差ぼけのせいで眠いようです。まあ日本時間だと、朝の6時だからちょうど眠くなってくる頃とも言うけど(←日本での生活が既に間違ってる?)


ロッテルダムの街の眺め

しかも、明日は土曜日で会社はお休みなんですが、何とも日本人的なことに朝からゴルフ!なのです。なぜオランダくんだりまで来てゴルフ? っていうか、海外でやるのに6時半出発の7時半スタート。早いよ〜。なぜそんな日本人的時間でやるのだ? とブツクサ考えていたら、オランダは土日月とホリデーらしく、ゴルフ場も一杯なんですと。はう。

だから早く寝なきゃねえと言いながら、日記を書くワタシ。


今日は8時半から会議でした。オランダのお客さんと。

相手の一人はアジア地区のセールスマネージャーで年に2〜3回くらい日本に来てる人なんですけどね。これがまた非常に日本びいきなんですよ。まあカルチャーとかにはそれほど詳しくないんだけど、日本食好き。日本食中毒と言ってもいいくらい。(「日本食中毒」って食中毒の一種みたいでヤですね)ついでに言えば、彼の奥さんも一度日本に来てるんですが、彼女もいっぺんに日本食に目覚めてしまった人です。

一度、日本食の調理方法を英語で書いたものを見つけて、プレゼントしたことがあるんですけど、大喜びでしたね。で、今回も渡欧する直前に電話がかかってきて次の物を買ってきて欲しいって言うんですよ。

(1)Pink ginger served with sushi
(2)Pickles of cucumber, greenish color, crispy
(3)Yellow pickles
(4)Soup base made from tuna

何だか判りました? ワタシの推測が正しければ、

(1)ガリ
(2)きゅうりのキュウちゃん
(3)タクアン
(4)かつお節

かなあと。わはは。こんなもん欲しがる外国人ふつーおらんわ。と思いながら、出発前日、退社後にスーパーに行って、買い物してきたのでした。こんなに普通の買い物袋に入ってるものが外人さんへのお土産になるとは、店のおばちゃんも気づかなかったでしょうな。


1999.5.22 Just what had happened 

I am too exhausted to write or even think in Japanese. So, tonight, I plan to write the diary all in English. Maybe, if I feel much better due course, I will write the transltaion following English version.

I woke up at 5:30 in the morning. Well I could have slept more but I had planned to write 'letter', so I woke up a little bit earlier than I should. I know it is kind of stupid thing to do but I was afraid that in case I cannot connect to the internet in France.

Then our Rotterdam office person came to pick us up at 6:30 and drove to the golf course. Since we start very early in the morning, a club house has not opened yet, and I could not lend a cart. So, I had to carry my golf bag by myself! It was a tough work.

The score was exactlly same as last week so I would not say anything about that. But this was the first time I play golf in abroad. The course in Japan is more carefully maintained compare to Holland. But surroundings was so beautiful! I loved them very much.

About 3 o'clock we went back to the hotel. However, my boss told me that we will go to sightseeing with our customer in 30 minutes! Though I wanted to go to bed and take a nap!!

Then we went to Museum (many Rembrangt and Vermeer), Rose garden(too ealry for the blooming), Miniature park, then our customers' house and then go to Chinese Restaurant. After all of this I am too tired as you can imagine. There were a lot of things I want to write but I could not have enough energy to write down all of them.


1999.5.22-2 朝早く

昨日(↑)はホントに書きなぐって寝てしまいましたね。アップもしなかったし。今読み返してみると、書いた記憶がない部分が多々あります。まあ、よし。訳すのはめんどくさくなったのでヤメ。

今はこちらの23日(日)朝5時、日本の23日昼です。あんなに疲れて1時くらいに寝たというのに、3時に目が覚めて、4時にもまた起きてしまったので、もう活動し始めることにしました。今頃時差ぼけがひどくなってるのかなあ、それとも、疲れすぎてて寝れないんだか、もしくは不眠症?の再来か。


昨日と同じ風景なんだけど雲が綺麗だったの

まあいずれにしても、出発の用意を何もせずに寝てしまったので、とりあえずそれをやらなきゃ、と。→やった。


さて。昨日の日記訳すのはちとメンドイので、部分的に。


まず。ゴルフは。初の海外ゴルフ。でも日本のほうがいいわね。ちゃんと芝とかは整備されてるから。ただ、自然はたっぷりで、そういう意味で綺麗でした。しかも、こちらのゴルフ場はほとんど農薬を使っていないせいか動植物の種類もたくさんでした。そういう方が健康的かもね、日本の薬漬けのゴルフ場に比べれば。

あと、こちらは山がないんですよ。丘はあるけど。だからね、空がすご〜く広いの。ホントに天球の半分全部空って感じで、180度視界を遮るものがないのです。気持ちいいですよ〜。

ただ、その代償なのか何なのか、こちらは常に天気があまりよくない。過去二回来て、「あ〜いい天気!」って思った日は一度もない。曇天か雨か。しかも寒いし風強いし、なのです。ところが今日は午前中は雨がパラついたものの、昼くらいからめちゃめちゃ青空。ホント幸せな感じでした。

あとオランダゴルフ豆知識。こちらはゴルフ場でプレイするためにはライセンスを持ってないと駄目なんだそうです。ドライバーで何ヤード以上飛ばなきゃいけないとか、アプローチは何メートル以内に落とさなきゃいけないとか、実技試験があるんですって。ワタシは絶対にオランダではゴルフできないわ。ちなみに今回は会社で会員になってるところだからプレイできたのです。


デンハーグのムーリットハウス美術館。説明とか読んでないので信憑性はないのですが、たぶん元々は王様の家で買い集めた美術品を展示しているようです。有名なのはフェルメールの「真珠の耳飾りをつけた女」とレンブラントの「解剖学教室」

ただ、あまりにも疲れていたせいか心に響くものがなかったですね。もったいなかったな。もっと元気なときにゆっくり見たかったカモ。

どこの国へ行っても感じますが、日本の美術館は混んでて、かつ警備とかも物々しくて嫌ですね。よく美術館って部屋の真ん中に椅子が置いてあるじゃないですか。日本だとそこに座っちゃうと何も見えなくなっちゃう。そういうところでゆっくり心行くまでボーッと眺めるのがいいのにね。ちなみに、国宝級の上の二作品もポンと何気なく置かれてました。ま、そんなんだからヨーロッパは美術館の盗難事件も多いんだけどね。


同じくデンハーグのマルーダム。これは日本の東武ワールドスクエアみたいなミニチュアの町です。東武のとの違いは、こちらのはオランダ国内の街だけってこと。でもこちらの方が凝ってるかな。教会の鐘が鳴ったり、車や電車が動いてたり、跳ね橋が上がって船が通ったり、お店のショーウィンドーの中とかもきちんと飾ってあるし。

こちらは観光名所だけじゃなくて、普通の建造物もあるので、街を見物してる気分をよく味わえます。民家もあるし、商店街もあるし、ガラス温室や、エッソの工場とか、ロッテルダム港のコンテナヤードとか、アムステルダムの動物園とかもあるし。

疲れてるっていうのにじっくり見入ってしまった。そのあと、ドッと疲れがきたけどね。


こちらはこれからの時期は昼が長いので、活動時間がすごく長いです。ミニチュアパーク見に行ったのなんて20時くらいなんだけど、まだカンカン日が当たってましたもん。

慣れないとすごくへんてこりんな感じです。今は21時過ぎくらいには日が沈みますが、夏場は0時くらいまで明るいらしいですからねえ。仕事から帰ってきて夜10時くらいに芝刈りするのとかってよくあるみたい。なんかオッカシイの。


という感じで朝の6時半から11時くらいまでずっと活動してて、しかも歩くところばかりで、ホントに疲れ果てた。たぶん15キロ近く歩いたんじゃないの。そんなわけでヘトヘトで上のような日記になったわけですね。ちゃんちゃん。


1999.5.23 おのぼりさん in Paris

というわけで、パリです、パリ! 初めて来ました、ええ。オランダもヨーロッパの街並みで素敵だなあとか思ってたんですが、パリに来て考えを改めました。同じヨーロッパでもオランダはめちゃめちゃ田舎だわさ。パリの大都会ぶりには全然敵いません。いや、別に敵わなくてもいいんだけどさ。

パリはもうまず雰囲気からしてお洒落なのね〜。アパルトマンの手すりとか彫刻とかも一々凝ってて綺麗。で道行く人も素敵。こちらに来る直前に日本のなんかの雑誌でサングラス特集をやってるのを見たんだけど、パリジャンはサングラスの使い方が上手だって書いてあって、写真とかも載ってたのよ。それ見たときは「またまた〜作ってるんじゃないのお?」とかって思ったんだけど、実際にパリの人を見るとホントに上手。いいねえ。

泊まっているのはモンマルトルのほぼ頂上のプチホテル。サクレクール寺院のもうすぐそば。ここがまたとっても可愛くて! 陽気なおばあちゃんが一人で切り盛りしてるんだけど、ちょっと下宿みたいな感じかな。壁紙とかカーテンとかみんな花柄で、窓からはパリの街が一望できるっていうホント映画のワンシーンみたいなところです。

着いたらちょっとモンマルトルをぷらっとして。カフェでお茶して。ここにピカソとかもいたのね〜とか。似顔絵描きさん見たりとか。

その後はちょっとマニアックにバガテル(Bagatelle)という公園へ。新宿御苑みたいな感じなんだけど、もっと整備されてるっていうのかな。薔薇園が今見頃で素晴らしかったです。むせかえるような芳香。色とりどりの薔薇。う〜ん最高。


ちょっと見にくいけれど薔薇は満開

で、公園の中のレストランでお昼ご飯。ホワイトアスパラのマスタードソースがけを前菜に。メインは羊。木漏れ日を浴びながら、ワインを傾けつつ、美味しい食事。ああ、なんて贅沢!

それからセーヌ沿いに川を1時間半ほど下って、ジベルニーというところへ。ここはモネの家があって睡蓮の池があるのです。ところがここは観光客でムチャ混み。入るのを諦めて、壁の隙間から覗いてました。でもちょっと秘密の花園気分で、それはそれで楽しかったです。

ここからはタクシーで移動。エッフェル塔からルーブルの脇を抜けて、ノートルダム寺院へ。もう完全にお上りさん状態でしたが、だって何か嬉しいんだもん。パリって感じで。少しセーヌ川沿いに歩いて、本家トゥールダルジャンの店の前を見る。見ただけ。おお、お金持ちそうな人が入ってくわ。

パリの星ありレストランはかなり高いらしい。一つ星でも一人2万近くするとかって言ってた(ワイン込み)。で、今日の夜ご飯のところを探さなきゃいけないのですが。日曜日っていうのはお店はほとんどお休みなんですって。で特に今日は連休だし、探すの大変そう。日曜やってる三つ星っていうは一つもなくて、二つ星一つ星でやってるところはすべて予約でいっぱい。

結局、無星ではありましたが、駐在の人お勧めのモンスーリ公園の中のレストランにしました。ちょっとだけフォーマルな感じ。タイはするけど子供も来て平気みたいなところ。Pavillon Montsourisという名前です。

食べたのは、前菜がオマールとビートとグレープフルーツのミルフィーユ仕立て。メインが子牛の肝臓(rognon)のステーキ(?)のようなもの。デセールはいちごのミルフィーユでした。うむ。かなりかなり美味しかった! いいねえ。なんかパリは結構肌に合います(向こうがどう思ってるかは知らないけどさ…) 初めてきたけどすごく好き!かな。

そしてタクシーでシャトレーの駅近くまで行って、ポンヌフを見て。「ポンヌフの恋人」の気分を味わいつつ。一緒にいるのが課長でなければどんなにロマンチックかしらなどと心の中で思いつつ。メトロに乗って、23時頃ホテルに戻ってきました。

ああ、めちゃめちゃダラダラと日記っぽく書いてしまいましたが、まあ、いっか。日記なんだし。っていうかもう全てが楽しすぎて、全部書き留めておきたいって感じなのです。許してね←誰に謝ってるんだか。

ちっとも出張っぽくないけど、まあ今日明日とお休みだからね。いいってことで。おやすみなさい。


1999.5.24 バケーションのような出張

部屋で朝食

朝7時半です。宿の人が朝食を運んできてくれたので、窓からパリの街を眺めつつ、ベッドで朝食を頂きながら、これを書いています。ホントに贅沢ね。朝御飯食べ終わったら、少し散歩に行ってくるつもりです。

***

さて、今日はモンサンミッシェルへ。ここはブルターニュ地方の中にあるのですが、だいたいパリから300キロちょっとかな。かなり遠いです。シャトルーズを超え、ルマンを通過し、レンヌから北へ。車で大体4時間くらい。

何があるのかというと、お城です。いや、教会か。延々と続く遠浅の海の中にぽつんと島が出ているのですが、そこに壮大な寺院と城下町のようなものが作られているのです。イメージ的には江ノ島に中世風のお城を作ったような感じかな。もしくは天空の城ラピュタが砂浜に着地したような感じ<後者のイメージの方が断然いいな(笑)。


霧の中ではないのですがモンサンミッシェル全体像(絵画みたい)

ただここの何がすごいって、ここは10世紀頃に作られ始めたんですが。あるカトリックの一派が迫害されてどんどん逃げてきて、ここまでたどり着いたときに、神の啓示があって「ここに寺院を作りなさい」と言われたんですって。で、それから全て手作業で石やら何やらを運んできて、ここに寺院を作ったんです。日本に帰ったら写真もアップするつもりですが、ホントに辺りは砂浜しかないのよ。だからどっかすごく遠いところから石とかも運んできたんじゃないかな。すごいっす。マジで。

ず〜っと階段を上っていくと岩山の頂上に寺院があって、そこはすごく神秘的な感じです。ああ、バビロンの空中庭園のイメージにも似てるのかなあ。まわりは海だから風もすごく強いんだけど、教会の中庭なんかは全然風もなくて、すごく静かで別世界にいるみたい。

←中庭/階段の途中から見上げる→

なんか圧倒されるものがありました。パリからは確かに遠いのですが、ぜひぜひ行った方がいいっすよ>junnさん

***

そこを出たら、もう18時くらいだったので急いでサンマロへ。ここはバカンスの土地です。タラソセラピー発祥の地でもあります。海草がたくさん取れるのね。で、街の中で一番プレスティージャスなGrand Hotel Des Thermesに今日はお泊まり。


お部屋。パーシャルオーシャンビュー

日本で言えば温泉湯治みたいなものですね。1ヶ月くらい滞在して、毎日タラソとかやって綺麗になって帰るらしい。よくフランスの女優さんなんかも来てるんだって。でも、日本人はなかなか一ヶ月の滞在なんてできないわよね〜。

で、そのタラソなのですが、着いた時間が遅くて出来ず。ガーン。メチャメチャ楽しみにしてたのに!! しくしく。

何となくトイレ。外が丸見え

しょうがないのでとりあえずプールへ。海水のプールで、ジェットがたくさん出てて、一回りするとすっかりリラックスできるようになっています。1時間くらい入っていたのかな。慌ただしいのう。

21時からメインダイニングでディナー。同行している駐在員の人がすごくグルメな人で、この人といると美味しいものが沢山食べれます。ここは潮風に吹かれて育った羊が絶品とのこと。オードブルはオマールとウズラの胸肉のサラダ。アントレに羊のステーキにしました。でチーズが出てきて、デセールはクレープシュゼットみたいの←ちょっと普通のとは違って、クレープの間にスフレが挟んであるの。嗚呼、美味!

更にこの駐在の人はワインにお金かけてるのよ。もう10年くらい前からフランスには来たりしてたみたいなんだけど、ワインにかけたお金は1000万以上だって。すごいね〜。今はブルゴーニュ地方のワインをシャトーごとに一つずつ飲み比べてるらしい。だから色々教えてもらいました。今日はブルターニュの赤とブルゴーニュの赤を一本ずつ飲んだんだけど、確かに色とか重さとかが全然違うのね。ブルゴーニュは日本人向きだそうだけど、何となく判る気がするわ。

そんなこんなでゆっくり食事をしていたら、もう24時。

明日の午前中はタラソセラピーに行ってもいいよと言われたので、喜んで勧めに従うことにしました。わ〜い。っていうか、こんなに遊んでていいんだろうか。ちょっと不安になりつつ。満腹で寝ます。おやすみ。


1999.5.25 皆様には申し訳ないがいい暮らしだぜぃ

ええ、昨日の予告どおりタラソに行ってまいりました。予約してなかったんでだいじょうぶかなと心配しながら電話したら、カウンターに来い、だって。水着で。このホテルの中は水着の上にバスローブを羽織っていればいいようになっているのです。

カウンターには如何にもエステ系って感じのおネエちゃん。午前中で終わらせたくて、かつ、海草のをやりたいと言うと、そのとおりにアレンジしてくれた。しめしめ。

まずは、アルゴセラピー。これが海草です。個室に入ると、フランス人のおばちゃんが、「全部脱げ」と身振りで言う←ワタシが仏語わからないから。水着を脱いで素っ裸になってベッドの上に寝る。

するとおばちゃんはうす緑色のクリームを体全体に塗ってくれるのです。潮の香りがして、そしてかなり温かい。足から手からおなかも背中も全部塗ってくれる。ああ、なぜか胸だけ塗らなかったや。なんでだろ。塗り終わると、まずビニールみたいのに包まれて、さらにその上からシートをかけられる。ボーッとしてればいいのですが、体はポカポカと暖かいのよ。気持ちよくてね〜。ついつい寝てしまいました。で、だいたい30分くらいで終わり。最後におばちゃんが勢いの強いシャワーでクリームを全部落としてくれたのでした。

一つ終わるとホールみたいなところで待つのですが、みんな白いバスローブを着ていて、さらにこういうところはやっぱり年配の人多くて、なんだかサナトリウムにいるような気分です。ホテルカリフォルニアとか?? あんまり長くいたくないかも。

まいっか。そのあとはジェットバスと全身シャワーマッサージでした。3つやっても2時間くらい。ちょうどいい感じでした。気持ちよかったわあ。女の人がエステとかにはまるのも判るなあって感じ。綺麗になりたいっていう欲求もあるんでしょうが、この心地よさが堪らないわね。日本でタカノ○リとかにハマらないように気を付けなきゃ。

ちなみにこれで580フラン。1万2千円。まあそこそこのお値段よね。


お昼はサンマロのそばのサンスーリという漁村のレストランで。全然観光地とかではなくて、その村の人のためのレストランなんだけど、これがまた美味しいんだわ。アサリのサラダと、カニのクリームソース焼きと、クレープのアップルシャーベット添え。これで1500円くらいかな。なんかこんないい食生活を毎日してるかと思うと、やっぱりフランス人って生活のレベルが高いのね。

まあ毎日食べてたら太りそうだとは思うけどさ!←負け惜しみ?


で今日はレンヌからブレストまでTGVで移動。新幹線みたいなもんなんだけど、このあたりは仙台から先の山形新幹線みたいなもんで、そんなに早くはないです。東海道新幹線はパリ〜リヨンのあたりかな。

一等車に乗ったのですが、とても快適でした。いかにもヨーロッパの電車!って感じ。シートはゆったりと広くて、テーブルもかなり大きくて。のんびり旅をするには最適。窓の外はずーっと麦畑が広がっているしね。すごくのどかなでした。


2時間ほどでブレストに到着。ここは昔からの軍港だそうで、これまた綺麗な街並みです。公園もたくさんあってね。

何か食べようと思って外に出たのですが、お財布に18フランしか入ってないことが発覚。さすがに360円じゃ夕飯食べれません。というわけで今日は夕食抜き。ちょっとおなか空いたけど、毎日毎日すごいボリュームで食事してるからなあ。少しは控えないと想像するだに恐ろしいことになりそうです。こわっ!


1999.5.26 バーで物思いにふけるワタシ

夕食を食べ終わった後、バーに行こうと誘われたので、ノコノコとついていった。バーというよりは、なんていうんだろ、アメリカのダイナーみたいな感じ。まあ地元のレストラン兼バー。

食事の後だったので軽く注文しようと思って、頼んだのはエスカルゴ。ちょうど今シーズンなのよね。あとキビナゴみたいな小魚のサラダ。まあこれでも結構なボリュームでした。さらにデセールも。イル・フォントレーとかっていう名前のもの。初めて食べたんだけど、美味しかったわ。アングレースソースの中にメレンゲが浮かんでるの。イルって島っていう意味なのよ。

まあそれはいいんだけど。そのお店は、田舎のレストランとはいっても内装は紅い朱簾張りでちょっと煤けたアンティークな調度や大きな蓄音機が置いてあって。狙ってやってるのではなくて、ずっと昔からそうだったんだろうなと思わせる雰囲気があるの。「思わせる」というか、たぶんホントに昔開店したときのママなんでしょう。そういう歴史の重みが自然と感じられるのがヨーロッパとアメリカの違いかもしれないな。

で、私たちのテーブルの後ろにはおじいさんが一人で座って食事をしていたの。ひげもじゃで、ちょっと頑固そうな感じ。何も注文しなくても食事は出てくるんだけど、気安くギャルソンと喋るわけでもなくて、何だかカッコよかったのです。ヘミングウェイとかってこういう感じだったのかしら。なんだか物書きっぽい雰囲気でした←勝手な想像。

日本だったらねえ、おじいさんが一人で食事してると、寂しそうな侘びしそうなちょっと哀れっぽい感じがしちゃうんだけど、そういうところは無かったな。どことなく毅然としてて。奥さんは早くに亡くなって、子供も独立してしまったのかな。孫のことが大好きだけど、なかなか素直にそれをあらわせないタイプかな。とかどんどん想像を膨らませてしまいました。

まあワタシが良いようにフィルターをかけて見ているだけなのかもしれないけど。「日本人から見たヨーロッパ」で、何でもかんでもよく見えてしまうのかもしれないけれど。やっぱり何か違うのだ。うまく言い表せないんだけどね<なら、書くなって?いいじゃん書きたいんだから。許しておくれ。

ブレストはかなりフランスでも西のはずれで観光地でもなくて、たぶんもう二度と来ることもないと思う。でもそういう所でもいろんな人々がそれぞれの生活を送っているのだなあ、とごくごく当たり前のことを改めて感じたのでした。


 

1999.5.27 初めての食べ物と遭遇するヨーロッパ人

ブレストの街の朝焼け

なんだか毎日毎日食べ物の話題ばっかりで申し訳ないのですが、今日もまたそんな話題です。だってね、昼も夜も前菜&アントレ&デセールの3皿ずつ食べてると、体中が胃になったみたいな気分で、食べ物のことが頭から離れないのよ。常に満腹だし。・・・くるしいっす。日本のさっぱりした食事が食べたいっす。しくしく。

さて今日は。カニが出てきたの。ボイルした大きいやつ。そしたらさ、外人さんは皆「食べたことない!」とか言って大騒ぎなのです。いい年したおじさんが「恐い。これは死んでるのか」って聞いてきたり。どうやって食べればいいのかも勿論知らないから、割って個室に分かれてるのの身をすくうのよって教えてあげて。

その他にオイスターもあったのですが、これもどうやって食べるか判らないという人が多かったです。まあこちらは食べたことあるっていう人もいたんだけど、初めて見るって言う人もいてビックリ。蓋を開けるのに悪戦苦闘して、中身を気持ち悪そうに眺めて。(ワタシは牡蠣食べないんですけどね)

ヨーロッパの人はシーフード食べないのかって聞いたら、魚は食べるけど甲殻類は食べないという返事でした。もったいないなあ。こんなに美味しいのに。でも食わず嫌いじゃなくて、ただ単にお店とかでも出てこないから食べたことないみたいですね。保守的というかなんというか・・・

でも、今日初めて食べて「美味しい美味しい」と言ってましたし。まあお世辞かもしれないけど、パクパク食べてたからよしとしましょう。ただ殻を剥くのが大変だねって。だから日本のコトワザ(でもないか)を教えてあげました。「カニを食べているときは人はみな無口になる」


1999.5.28 会議は踊るで、夜も更けていく

長かった欧州出張もとうとう最終日となりました。ホント今回は長かったなあ。食べ物が重くて辛かったせいか、後半は早く帰りたくて堪らなかったわ。

さて、最終日の今日は。最後の日だからパーティーがあって。地元のコーラスのおじさんたちが来て水兵さんの歌とか舟歌とかを歌ってくれました。ブレストは港町なので、その雰囲気が強く出ているのです。

で結局、陽気なフランス人を中心にダンスが始まりました。最初は何人かで手をつないでフォークダンスみたいのを踊って。

その後、ブレストのおじさんの一人とポルカを踊っちゃいました。初めての経験だわあ〜。左右にツーステップツーステップ、次はクルクルその場で回って。最初は踊りにくかったけど、おじさんが上手くリードしてくれたので何とかサマになってたかな???

なんかすごくすごく楽しいのね。一曲踊ると目がまわるんだけどさ。それで皆でワイン飲んでれば、そりゃ酔いも回ってどんどん陽気になるわ。

映画「タイタニック」で3等船室の人たちがパーティーやってるシーンがあったでしょ。大騒ぎして踊って酔っ払って。ちょうどあんな感じでした。ケイト・ウィンスレット似の女の子もいたし。レオ様はいなかったんだけどさ〜。しく。

そして、楽しかったから結局また夜中まで飲んでしまった。わはは。日本にいるときとちっとも生活変わらないねえ。

最後にお別れの挨拶。手に接吻(^^)してくれたり、ほっぺたにキッスしたり。別にそういうことに抵抗もないのでごく普通にそういうことをしていたら、日本人のオヤジに「すごいですねえ。外人みたいですね。でも僕がやったらセクハラですかね」なんて言われてさ。「テメエじゃ厭だよ」とかって心の中では思ったけれど、角が立つので「わはは」と笑い飛ばしておきました。

すごく楽しい10日間だった。特にブレストの人たちはホントにハートウォーミングで。フランス語はほとんど上達しませんでしたが、意志の疎通も出来たし。食べ物も美味しかったし(おいしすぎて辛かったのだ)。そしてフランスは何と言ってもセンスがいいねえ。すごく日本に近いものがあります。ちょっと物を買ってもラッピングが可愛かったりするの。日本以外の国でそういうところは初めて見たので感動しました。ああ、絶対また来ようっと。

では日本に帰りま〜す。


1999.5.29 翼よご覧、あれが東京の灯だ

帰りのJALの中で書いています。フランス時間だと29日夜9時、日本時間だと30日朝4時というかなり中途半端な時間帯。どうせ書いてもアップするのは日本に帰ってからですけどね。

今日は朝の飛行機でパリへ戻りました。で5時間くらい空いていたので市内へ。そこで問題になったのがスーツケース。何せ色々入れるものがあって(お土産がほとんど)、外から見ても膨らんで見えるくらいになってしまったのです。空港で重さを量ったら25キロもあった。で、ブレストからの飛行機はオルセーに着いて、日本への飛行機はドゴールからだから空港に置いておくって訳にもいかなくて。

美術館のコンシェルジェに置くかっていうプランもあったのですが、タクシーの運ちゃんがそれは駄目だろうって言うので。結局、どこかのカフェに入って、一人が外を見てる間は一人が荷物番しましょうってことになりました。

サンジェルマンデプレのカフェに。そして一人で街へ。わ〜いパリだ! やっぱりパリすごく好きみたいです。道行く人はオシャレだし、街は新緑が綺麗で、建物はどれもこれも彫刻が素敵だし。ここを一人でプラプラ出来るのがすごく幸せ!

だけど浮かれてたせいか地図も持たずに出てきてしまったので、どこにいるのか今一つ判らなくて。何だかオルセー美術館と書いてある方に歩いてきたら大きなお城風の建物が。印象派はあまり好きではないのですが、折角来たことだし入ってみるかと入り口へ行ったら、ルーブル美術館でした。あれ?どこで間違えたんだろう。

ルーブルはどうせ見きれないし次回にしようかなと計画していたんだけど。まあ、来てしまったのなら入りましょうってことで、かの有名なピラミッド型の入り口へ向かう。すごくたくさん観光客がいるのねえ。しかもメチャメチャ建物でっかいし。ここ全部観てまわれるんだろうか。気が遠くなりそうな広さです。

入り口へたどり着くと、何やら張り紙が。フランス語なので読むのに時間がかかる…

なぬ?! ストライキで今日はお休みだとー?

美術館ってストライキとかするもんなのかー?! ワタシのつたないフランス語力で理解したところによると、美術館の職員は文化省に所属していて、文化省は予算が削られて賃金も上がらないらしい。ふむ。それは判ったけど、でもストライキするなよー!

もしかして… 不安にかられながら、今度こそちゃんとオルセーにたどり着いたけれど、やっぱりこちらもスト中。はう〜ん。美術館の前の階段に座って、ボケらっとする。とってもいい天気で暑いくらい。まあ、いっか。パリはそういう所なんでしょう。次回来る楽しみができてよかったと思おう。

そのあともプラリプラリと歩いて。ウィンドーショッピング。やっぱりパリのお店は洒落ている。都会的。ブレストも素敵な街だったけれど、パリには叶わないな。ちょっと可愛らしいチョコレート屋さんを見つけたので、入って買う。もらった袋にはパリとニューヨークと東京に店があると書いてあった。東京も洒落た街なんですね、ええ。

ドゴールでもお買い物。自分用には化粧品をちょっと買っただけだったので、何かないかなと探してみる。このターミナルも新しいみたいですごくモダンな建物です。

ああ、これだ! サングラス屋さん発見。別にここで買わなくてもいいかもしれないけれど、散々パリで上手にサングラス使いこなしてる人を見たからさ。すごく欲しくなってたのです。ホントはゴルチエですごくカッコイイのがあったんんだけど、1500フラン(3万円)はちょっと高くて躊躇してしまった。結局ベルサスのを買いました。ふふふ〜。うっれしいなっと。

あとは家族にワインとか口紅とかマキシムのチョコとかお約束のものを買って、買い物も終了。楽しかったフランス旅行もこれでおしまいです。飛行機に乗り込んで。今は夕食を食べ終わったところ。窓の外は夕焼けが綺麗で、アリアを聴きながらこれを書いています。最後の最後まで快適な旅だったわ。

空メール


98年8月のタイ旅行はこちらへ〜。
98年12月のバリ旅行はこっちです。

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