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被災地と観光地をめぐる東北旅行記(1) 

<そもそもは>

311のあと、東北を訪れたいと思っていたのだけれど、なかなか機会が作れず。今年は相方さんがまとまった長い休みを取れないので国内旅行をしようということになったので、それならばと東北へ行くことにした。震災から2年5カ月経ってようやく実現である。福島・宮城・岩手の3県行きたいなと思っていたのだけれど、2泊3日だとさすがに厳しいので、宮城・岩手にする。まずは新幹線で盛岡に入り、仙台までレンタカーで南下し、そこから新幹線で帰京するというルート。

ワタシ的には盛岡じゃじゃ麺、世界遺産の平泉、震災のエリア、仙台の牛タンというようなキーワードは思っていたけれど、相方さんも特に具体的な行程を考えたわけではないようで、後は行ってみてからという感じである。宿は平泉のそばの猊鼻渓と、女川に決めた。お盆の時期に国内旅行ってあまりしたことがないし、しかも震災被害のあった海沿いは道も混むと聞いていたので、移動にどのくらいかかるかというのはちょっと心配ではあるが、まずは行ってみよう。

<2013年8月11日(日)> 盛岡・花巻・平泉

7時32分発の新幹線で一路盛岡へ。2日前の大雨のせいで盛岡~秋田間の秋田新幹線は運休していたり、色々と大変そうな感じではある。そして今日も暑い! …が、10時に盛岡駅に降りるとやっぱり気温違うわ。たぶん盛岡も30度以上あるけれど、でも東京ほどの暑さではない。

車を借りたり、今日の予定を確認したりした後、11時開店の「あきを」というじゃじゃ麺屋さんへ向かう。甘み控えめの味噌。さっぱりしている。無料の卵を最後に一個割り入れ、「ちいたん」をお願いする。ゆで汁を入れてくれて、とき卵スープにするのが、盛岡じゃじゃ麺の〆。これが美味しいのよねえ。小400円、中450円とお手軽価格で美味しかった。

さて、車に乗り込み、花巻へ移動。1時間くらいかかったかな。宮沢賢治ゆかりの地。イーハトーブ。童謡村へ行く。銀河ステーション駅をくぐって、賢治の世界へ。

賢治の学校のファンタジックホールがなかなか素敵だった。

そして賢治の教室、鳥や星、動物など様々なテーマに分かれたログハウス。

基本的には子供向けの施設だけれど、なんだかホッコリしていた。これだけで人を呼ぶのは大変だろうなあとは思う。コンサルとしてここの集客改善を依頼されたらどうするのかしらとか話しつつ。

そしてさらに車で移動して平泉へ。本日のメインは世界遺産 平泉である。まずは平泉文化遺産センターへ行って、お勉強。お寺があるってことくらいしか知らなかったので…。世界遺産としての正式名称は「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」。11世紀末から12世紀にかけての奥州藤原氏、一代目清衡・二代目基衡の頃に作られたものらしい。浄土を表しているのだそうだ。

毛越寺(もうつうじ)を訪れる。

芭蕉が「夏草や 兵どもが 夢の跡」を読んだのはこちら。

建造物は焼失してしまってほとんど残っていないが、浄土庭園が美しい。中之島があり、立石があり、砂浜に見立てた洲島があり。見る場所によって景色が随分と違う。でも全体的にとても静かな空間でとても良い。最近相方さんと二人してお庭の良さにハマってる。


地震で傾きが大きくなった立石の角度を直したのだそうだ


まさに極楽浄土をあらわすような蓮の花

曲水の宴をするという鑓水も見る。これは平安時代のものがそのまま残っていたのだそうだ。

除夜の鐘も搗かせてもらった。1分あまりの余韻の間にお祈りをするのだそう。

駐車場でちょっとおやつ休憩をしてから、今度は中尊寺へ。こちらはかなり混んでいるけれど、もう16時近いのでちょっと引けてきたかなという感じ。月見坂を登って行くのだけれど、かなり急だわね。汗だくだく。

まずはとにかく奥まで行こうということで登っていく。讃衡蔵(きんこうぞう)という宝物殿で3体の丈六仏などを見たあと、金色堂へ。1124年に造立され、現存する唯一のものだそう。お堂を金箔で多い、極楽浄土があらわされている。螺鈿や蒔絵がとっても綺麗。覆い堂という建物の中にあるのね。芭蕉は「五月雨の 降残してや 光堂」と詠んでいる。写真を撮ることはできない。

そのあと、なかなか趣のある能舞台を見る。

そこからちょっと下ると目に効くお札を売っている薬師如来さんがある。

その先が中尊寺の本堂だ。金色堂よりもこちらの方が好きだわ。丈六の釈迦如来様が優しいお顔で迎えてくれる。

それにしても坂道沿いにずーっとお堂が並んでいる。浄土ってこんなところなんだろうか。17時には全て仕舞っちゃうので駐車場へ戻る。お土産屋さんで南部鉄の鍋敷きを買う。

本日のお宿はげいび渓の近く、らまっころ山猫宿というところ。こじんまりした旅館。旅館に泊まるのは久しぶりだわ。

18時からご飯。和風かと思いきや、いわい鶏のソテーとかも出てきて和洋折衷な感じだった。枝豆の粉を使った豆もちがてんぷらになっていたり、色々と面白かった。

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8月11日(一日目) 盛岡・花巻・平泉
8月12日(二日目) 猊鼻渓・陸前高田・気仙沼・南三陸・女川
8月13日(三日目) 松島・塩竃・仙台


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