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9回目の高松はなぜか家族旅行 

<そもそもは>

今年は1月の高松行きもなかったので讃岐うどん成分が切れてきたねえと少し前から話していて、4月あたまに弟くんの誕生日祝いに集まったところで弟と我が家の二人で「4月中に行きますか」と決めてしまった。友人を誘ったりもしたがいずれも都合つかないとのことなので、3人の予定。かなりの回数一緒に行っているので、お店選びもややマニアックな方向でOK。日〜月の一泊二日なので土日休みのところも行けるし。…などと相談していたのだが、金曜日にワタシの父と弟とゴルフをしてた相方さんが、土曜日の朝になって「連絡あった?」と訊く。何をと訊ねると「同行者増えたよ」と。友人の都合がついたのかと思ったら、「お父さんとお母さん」と言う。は〜?!

金曜日の夜に飲んでいる時に相方さんと弟くんがうどんの話をしていたら、父が「飛行機取れたら一緒に行ってもいい?」と言い出したのだそう。その場の冗談かと思って「いいですよ」と返事したらしいのだが、どうやら父は本気だったようで、後で弟くんから「ホテルの部屋ツイン一室予約お願い」と連絡があったのだそう。お父さんだけじゃなくて、お母さんもかい!日曜出発だというのに、金曜夜に決める即断即決ぶり。我が親ながら面白すぎる。

まあ、弟くんもしょっちゅうしょっちゅう行っているわけで、気にはなってたんだろうねーと。しかし、そうなると全くの初心者、かつ、そんなに大食いじゃない人たちが同行するので、お店選びは多少考えねばならん。レンタカーやホテルの変更だけじゃなく、お店選びも再検討。だいたいこんな感じかなあという目星をつける。

<2011年4月24日(日)> 初のうどん洗礼&観光

飛行機はいつもの朝イチの高松行き。保安検査場を入ったところで父に会う。母は搭乗口で待っていると言うが、なぜか弟くんとは別行動。定期券があるからと違うルートで来たらしい。変なの。でも前回のハワイ行きとは違って、特にトラブルなく、搭乗&出発し、高松に9時20分ころ到着。そそくさとトヨレンに向かい、いざ出発!車中でいろいろと讃岐うどんのお作法について話す。父は中途半端に知識を持っている模様。「宮武は」「おばあちゃんは」「ひやひやは」…と。仕事でも香川に来ることもあったらしい。

一軒目は丸亀の「歩」…と思ったが、10時半開店のお店に10時20分ころ着いてしまい、まだ暖簾が出ていない。しかし、二軒目のお店が実は100mほどのところにあるので、そちらへ先に行く。

「よしや」というお店。かけうどんがお奨めとのことなので、それを。ついでにちくわ天を取ってしまう。ごく普通の讃岐うどんという印象。香川で食べる讃岐うどんとしては特別素晴らしいと思えるほどではないのだが、でも東京じゃ、この「普通の讃岐うどん」がないんだよね。強く印象に残るわけじゃないが、ゆるやかにテイクオフしましたという感じ。滞在時間10分あるかないかでお店を出るワタシ達に目を丸くする母。


よしや:かけうどん小320円。ちくわ天200円。ちょっと高いね。

お店の裏から讃岐富士が見える。香川県はいかにも絵に描いたようなポッコリとした山がたくさんあって、どれが讃岐富士だか判らなくなるのだが、今回丸亀へ来るときに「讃岐富士(飯野山)」という表示を見て、これが讃岐富士なのかと初めてちゃんと認識したのであった。ちなみに「いいのやま」と読む。

先ほどのお店に戻る。暖簾が出ている!二軒目の「歩」 そんなに連続してすぐに食べれないから車の中で待ってるわと言う母に、シェアしてでもいいから一本でも食べないと讃岐うどん巡りの面白みは判りませんと相方さんの厳しい指導が飛ぶ。ちょっと可笑しい。お店の中に入ると、開店して5分ほどしか経っていないのに何組もお客さんが入っている。さっき駐車場にとまっていた車はみんな開店待ちだったのかな。

こちらはぶっかけが有名なのだそう。普通サイズが二玉の値段。一玉にすると50円引きとのこと。当然一玉にするワタシ。母にシェアしてあげる。大根おろしとレモンでサッパリとしている。今回の高松は昼は20度、朝晩は10度以下という予報で、暑いんだか寒いんだか微妙な天気予報だったのだけれど、このぶっかけは夏向きのうどんだな。一軒目とはまた違う傾向のお店だったのだが、父と母もうどん自体の違いが判って貰えたようである。更にあったかいのと冷たいのの違いも食べ比べて感じてもらったり。


歩:ぶっかけ(一玉) 300円。

三軒目は定番の日の出製麺所。実は3人だけで行くつもりだったときは日の出を外そうかというプランもあった。ここ11時半開店で1時間しか営業しておらず、11時くらいには来ていなければいけないので、日の出をはさむために行動が制限されるのだ。とはいえ、うどん初心者の両親にはやはり食べてもらいたいという気持ちもあり(弟くんはいつもここでお土産買っているし)、予定に入れることにした。

11時5分くらいに着くと、脇の駐車場まで列が伸びていた。普段は10時55分くらいに着くからか、こんなに後ろのほうになることはないので、ちょっと驚く。相変わらず人気あるんだなあ。でも綺麗なお姉さんも相変わらずお元気そうで。讃岐うどんツアーは何回目かしらねと相方さんと話す。上のタイトルにもある通り、今回で9回目なのだ。一番最初は二人で来て香川のあと、高知へ抜けていったんだよね。その後は兄さんと来たり、Y子さんと来たり。弟くんは4回目から参加で、たぶんその後は全参。

拡張したほうの店舗へ通される。いつもどおり冷たいの。つい心の迷いで中を頼んでしまう。ちょっと多かったかな。少しお店に入るのが遅かったせいもあり、「さぬきの夢2000」だった。相方さんや弟くんはこちらの方が好きなようだが、ワタシは普通の粉のほうが好きなので、ちょっと残念。でもやっぱり日の出は安定感のある美味しさ。変わらないよなー。しかも安い。小だと100円だもの。


日の出製麺所: つめたいの中 150円。

さて、時間との戦いはここまで。この後は腹ごなしの時間帯である。定番の金比羅山に行こうと言っていたのだが、父が丸亀城に行ってみたいと言う。そんなのがあるのも知らなかったのだけれど、せっかくなので行ってみよう!ということに。

緩やかなカーブを描くすごく綺麗な石垣。三の丸からは瀬戸内海が見え、瀬戸大橋も望める。気持ちがいい場所である。誰がお殿様か、ちゃんとした説明書きがなかったのだけれど、たぶん京極氏らしい。

その後は予定通り、金比羅山へ。前にワンダーワンダーでやっていたのだけれど、金比羅山には金丸座という歌舞伎の舞台があるらしい。金比羅歌舞伎大芝居というもので、現存する日本最古の芝居小屋なんだそう。普段は中に入って見学なども出来るようだが、時折歌舞伎をやっていて、今日はなんと千秋楽なのだとか。中村幸四郎や芝雀に梅玉、市川染五郎などが来ているらしい。藤娘や鈴ヶ森など。色とりどりの幟がはためいて、小屋の周りには出店も色々、町娘の格好をした売り子さんもたくさんいて華やかな雰囲気。ちょっとウキウキした気分になり、お土産を買ったり。

それから金比羅山にお参りに。相方さんは最初から上らないと宣言し、父は上りかけたが途中で断念し、引き返していった。なので母と弟とワタシの3人で上る。だんだん父は見た目とか行動とかが父方の祖父に似てきたなあと思っているのだが、山登りを億劫がるのも祖父に似ていて、「おじいちゃまもこんな感じだったわねえ」と母と話す。そういう母は結婚後、でもワタシが生まれる前、というタイミングで一度来たことがあるらしい。ほぼ40年前だねー。当時20代だった母は奥の院まで行ったということなので、今回は本殿まで。

3年前に買った厄除けの御札。「前厄・本厄・後厄3年間有効ですよ」と言われて買ったものだが、おかげさまで無事に厄年を抜けたので、お礼参りがてら持参したのだ。無事にお返しできて良かったわ。今年の金比羅山はミッフィちゃんとコラボ(?)しているようで、あちこちにミッフィちゃんが出没していた。

さて本日最後のお店は善通寺市にある「せい麺や」というお店。肉うどんが有名だそう。でもあまりそういう気分ではなかったので、ぶっかけにしてみた。もっちりしたタイプでワタシ好みな感じ。肉うどんはかなり甘め。煮込むのではなく、炒めているらしい。玉ねぎもいっぱい入っていて、すき焼きうどんといった風情だった。


今日は風がとても強くて、どこのお店も暖簾がちゃんとした状態で写真が撮れないのだ。


せい麺や: しょうゆぶっかけ小240円。


肉うどん。

さて、このお店へ来る途中に善通寺のお寺さんが見えた。八十八札所の一つだそう。まだ15時くらいだし、せっかくだからと行ってみる事にした。弘法大師(空海)さんが生まれた場所なのだそう。弘法大師さんが生まれる前からあったというすごく立派な楠の木とか本殿の薬師如来さんとかとても立派でいいお寺さんだった。お遍路さんの団体さんなんかもいたり。

16時頃、高松市のはずれにあるホテル到着。塩気が強いうどんばかりだったので甘いものが食べたくなり、みんなケーキを食べながら休憩。19時ころにご飯を食べに行くことにして一旦解散。ワタシ達二人はお部屋でお昼寝していた。父も寝てたらしい。

さて夜はもう一つの香川名物、骨付き鳥を食べに行く。ライオン通りの蘭丸というお店。親鳥・雛鳥両方頼むと違いが判って面白いのだ。なかなかうまい商売だなあと思う。親鳥だけじゃ硬くてクレームが出そうだし、雛鳥だけでもとりたてて面白みもない。でも両方食べ比べると、親鳥は硬い一方で味わいは濃くて美味しいということが判るし、違いが感じられるということだけでも楽しめるのだ。そのほかにもお刺身食べたり何なりと。うどん屋でさくさくと食べていた癖が抜けないのか、あっというまに食べつくしてしまって1時間半ほどでお店を出る。

少し夜の高松市内をドライブ。港のほうへ行って入港するフェリーを見たりしたあと、ホテルへ戻って、花札で一勝負。相変わらず、ワタシは負けなしだが(絶場で青短とかくっつきとか)、23時過ぎたら新しいゲームは始めないというどこかで聞いたようなルールを設定したら、父が最後のインフレ場で大勝ちして二位に躍り出たり。というわけで23時過ぎに解散。

<2011年4月25日(月)> 揚げ物まつり

二日目の朝は9時半からとゆっくりめのスタート。父でも名前を知っているほど有名な「宮武」は一昨年だったかに閉店したのだけれど、そのお弟子さんが昨年に新生「宮武」を開店させたのだそう。しかも場所も高松市円座とかなりアクセスしやすい場所。もともとは予定に入れていなかったのだけれど、父も行ってみたそうだったし、一度は行っておくべきかしらねということで本日の一軒目に設定。

10時開店で9時55分頃に着いたが入れてくれた。たぶん普段はかなり混むのだろうというのがうかがえる店のつくりだが、さすがに朝イチは空いていた。ワタシはひやひや。出汁がいりこの強〜い出汁で美味しいけれど、かなり塩はきつい。暖かい季節に入っているからだろうか、ひやひやも硬すぎず、でも適度な弾力という感じで美味しかった。冬場のひやひやは歯で噛み切るのを拒むくらいの硬さで、ワタシはあんまり…なのだが、夏場の宮武はいいかも。とはいえ、下の写真で見てもエッジの立ち方がいかにも弾力ありまっせという雰囲気ではあるが←日の出とはぜんぜん違う見た目だよなあ。


宮武:ひやひや小230円。

お次は今回旅行のメインイベントその2とも言える「はりや」。ここも行列店だが11時開店なので、今行くと少し早すぎる。ということで栗林公園でも行こうかなと言っていたのだが、父が港に近い玉藻公園に行ってみたいと言う。こちらは高松城というお城がある。ただ時間的に15分くらいしか滞在できないことが判ったので、結局公園前までは行ったが、中には入らず。その代わり、父が教えてくれた玉藻公園前の和菓子屋さん「湊屋」へ寄ってみた。栗林公園にちなんだ栗のお菓子が有名だとのことだったし、柏餅とかも美味しそうだったけれど、粽を一つ購入。

ちょうど良い頃合になったのではりやへ向かう。やっぱり結構行列している。11時ちょうどにお客さんの列が動き始める。残念ながら一巡目には入れず。こんなに混んでいるのに大変申し訳ないのだけれど、さすがにはりやで一人一人前ずつは食べれないので、シェアすることにする。相方さんは一人分、あとは4人で二人分。でも他のお客さんは大盛りとか食べている人もいて感心する。

頼んだのは全員かしわざる。げそ天も気になるけれど、やっぱりここはかしわざる。お店の張り紙には「原材料費高騰のおり、かしわ天・げそ天とも一つずつ個数を減らしました」とのお知らせが。一個減らしたって十分なボリュームですよ。甘めのおつゆが特徴的。揚げたてのかしわ天とつるんとした喉越しのおうどんがいい相性。やっぱり美味しいなー。


はりや: かしわざる 700円(をシェア)。

食後に先ほど買った粽を食べる。とっても上品な甘さで美味しいお菓子だわ。スーパーへ寄って出汁醤油を買う。

次のお店に関しては色々な議論が交わされたのであった。というか、そもそも二日目の予定は、穴子天が美味しいという新規開拓のお店と、「竹清」のちくわ天、「がもう」のお揚げが候補に挙がっていて、そして「はりや」とで、揚げ物オンパレードなはずだった。もともと4軒は無理だろうという話だった上に、宮武も入れたので更に難しいことになり。やっぱり「はりや」は行っておきたいよねということで、それに加えてどこへ行くかで検討されたのである。ワタシ的には穴子天はまったく興味なしなのでどうでも良かったが、相方さんの強い希望+母も穴子天に興味ありということで新規開拓のお店が生き残った。

というわけで向かった先は普段行かない東さぬき市。比較的新しいお店だそうで、たんぼの端っこにある「まはろ」というお店。「Mahalo」とはこないだハワイで習った「thank you」という意味のハワイ語だが、なんでこのお店は「まはろ」なのかしら。

穴子天以外にも揚げ物メニューは色々あるので、ワタシはちくわ天かけにした。巨大な器に大きなちくわ天が入っている。お汁を飲んでみると、さっぱり上品。うどんもむっちり系でワタシ好み。ちくわ天は竹清にはかなわないけれど、うん、ここのうどん好きだわ。穴子天はビックリするくらい巨大だったし、相方さんが頼んだ海老天祭り(海老天5本)というのもすごかったけれど、皆それぞれ完食。よく食べました。まさに〆にふさわしいという感じのお店であった。


まはろ:ちくわ天かけ 320円

空港へ向かう途中で池上にちょっと寄る。父がルミ子ばあちゃんに興味津々だったので。でも父は見ただけ。相方さんが一杯頼んだので、ワタシも一口貰う。すごさはないけど、普通に美味しいのよね。でも最初に行き始めた頃は70円で、県内最安値だったおうどんも、今では150円。お店もどんどん拡張し、ルミ子ばあちゃんの写真が入ったお土産もばんばん売られ。繁盛していて何よりだけれど、商売っ気が強すぎちゃって、昔のバラックみたいなところでやっていた頃の良さはもう感じられないのだ。

香南楽湯でお土産を買ってから、車を返し、空港では喫茶店で休憩というのも、いつものパターン。うどん出汁が出る蛇口が空港に出来たというのを去年ニュースで見て、期間限定のものかなと思っていたら、今もあるらしい。実際に飲んでみた。あはは、ホントにうどん出汁だ。愛媛のポンジュースが出る蛇口、京都は宇治の日本茶が出る蛇口と並んで、日本三大蛇口と自称しているらしい。

飛行機に乗ってウトウトしているうちにあっというまに羽田着。バスに乗ってターミナルに着いたところで、母が携帯が無い!と言う。飛行機に乗ってから電源を切ったそうなので、そこまであったのは間違いない。で探してもらうことにするが、時間がかかりそうなので、先へ帰ってと言われる。一人で残ってるなんて何だかかわいそうだけれど、いいよいいよと父も言い、仕事へ向かう相方さん、家に帰るワタシとバラバラに帰る。帰ってる途中で母からメールが来て無事に見つかったとのこと。良かった。

<まとめ>

そんなこんなで最後は何だか尻切れとんぼな感じだったけれど、父も母も楽しんでくれたみたいで良かった。小食な母もずいぶん頑張って食べていたと思う。それにワタシ達だけではなかなか行かないような丸亀城・金丸座・善通寺などに行けたのも良かったなあ。金丸座とかとっても素敵だった。

池上も入れれば今回は8軒。今までと比べれば4軒×2日ってちょっと少ないけれど、もういい年した大人なんだし、そもそもこれだけの回数来てるんだから、そんなに欲張ることはないんだよね、初心者向きと言いつつも、今回新しいお店が5軒(宮武は新規のようなそうでないような感じなので4.5軒ってとこかもしれないけれど)。最後に行って印象が強いというわけではないけれど、まはろの全体バランスの良さはなかなか良いなあと思う。せい麺屋の麺も好きだった。日の出は本当に安定感ありで、外さない美味しさだけれど、確かにまあ、そろそろ止めてもいいのかもしれないな。次回は記念すべき第10回大会(←大会?)。今回行けなかった竹清とがもうは是非行きたいわね。

相方さん、色々アレンジ&運転、どうもありがとうでした!同行者の皆さんもお疲れ様。楽しかった&美味しかったー。


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