2010年2月 福岡で一泊二日美味しいもの尽くし 1

<そもそもは>

年末にHISで初夢セールのチラシを貰ったのだが、それに書かれていた国内旅行。福岡1泊2日ホテルつきで19800円は安くない?ということで、海南島から帰ってきた翌日の1月4日に電話してみたところ、無事に取れてしまった。しかも始発便で福岡に9時前に着き、帰りも最終便で21時頃出発なので、まるまる二日間、1泊3日みたいなものである。

それにしても、この時期の福岡は食べたいものが色々あって困るんだよねえ。相方さんに何を食べたいか聞くと、水炊きが食べたいと言う。ワタシはあら鍋にトライしたい。夕食は2回しかないんだよねー。もつ鍋とかイカ刺しとかも食べたいしなあ。あまり相方さんは興味なさそうだったし、ワタシもあってもなくてもいいやという感じなのだが、一応福岡といえば、屋台やとんことラーメンもあるしねえ。どうしたものやら。

一方で相方さんは九州初上陸なのだが、何か観光とかってあるのかしら。大宰府には行こうと思っているのだけれど、それ以外思いつかないなあと思っていたら、会社の先輩に呼子の河太郎というお店を薦められた。おお、これなら昼を過ごせる上に、イカ刺しも食べれるじゃないの!それだ!後は水炊きとあら鍋屋さんも人に聞いたりして、お店予約。

<2010年2月5日(金) 1日目>

4時半起床…のつもりが、珍しく寝坊!相方さんに5時に起こされる。うわ、やば。ダッシュで仕度して、普段なら使わない急ぎのルートを選択して羽田へ。さすがにこの時間は空いているな。6時40分発のスカイマークで福岡へ向かう。初スカイマーク搭乗である。飲み物は有料なんだーということに驚いたりもしたが、基本的にはほとんど寝ていた。

朝食:<飛行機の中で>おにぎり1個

さて、久しぶりの福岡空港。すぐに地下鉄に乗って天神へ。まずはバスセンターへ行って、呼子行きのチケットを買う。普通に買うと片道1600円なのだが、4枚つづりの回数券にすると片道一人あたり1250円。二人で往復するなら、これがお得だねー。バスが10時22分出発で少し時間があるので、近くのJoyfulでお茶。九州のファミレスといえばJoyfulなんだよー、安いんだよーと相方さんに説明。しかし飲み物だけ頼もうと思ったらドリンクバーしかなく、しかも480円もして、安くないじゃんと怒られる。

バスに乗るとお客さんは10人ほど。しかも終点の呼子まで行く人はワタシ達を入れて4人しかいなかった。そもそも呼子が何県なのか、どのあたりなのかも良く判っていなかったけれど、佐賀県なのね。12時ちょうどくらいにバスを降りる。久しぶりにこんな田舎に来たなあ。「河太郎」というお店がどこにあるか案内所で聞くと、ここから1.5kmほど離れているとのこと。行きはタクシーで向かう。運転手さんに美味しいよと言われて安心。

さてお店に入ると2階のお座敷へ通される。12時回っていたせいもあってか、どんどんお客さんが入ってくる。人気店なんだねえ。日曜とかは行列も出来るらしい。注文するのは「イカの活き造り定食」。そして、やってきましたよ、活き造りが!おお、透明だ〜!向こうが透けて見えそう。脚のところはまだ色がちろちろ動いていて、活きているのが判る。これよこれ!これを食べたかったんだよねえ。種類はササイカとのこと。

甘くて、適度な硬さで、ねっとりとし過ぎてはいない。うまいー、うまいー、うまいー。お座敷で漁港を眺めつつ、イカ刺しを食べていると、すごく非日常にいるような気がするけど、今日は普通の金曜日なんだよね。なのでお店を教えてくれた会社の先輩にも「美味しいです!」とメール。今この時間帯にみんなが仕事してるなんて変な感じ。

あらかたお刺身を食べつくした頃に「足は天ぷらにしますねー」とお店のお姉さんが残っていた部分を持っていく。出てきました天ぷら!げそ天も美味しいけれど、ミミがまたさっくり柔らかくて美味しい!しかもすごいボリューム。イカの活け造り定食は2650円と結構いいお値段なんだけれど、相方さんも「高いと思ったけれど、イカ刺し定食とイカ天ぷら定食と2人前食べているようなもんだから、当然だよねえ」と言う。今、あなたイイ事言いました!ホント、そのとおりだね。

その他にイカしゅうまいも出てきたりする。いやあ、もう満腹。そして極楽。

昼食:<河太郎@呼子店>お吸い物。つきだし。イカ刺し舟盛(&天ぷら)。赤だし。ご飯。みかん。

1階の生簀では大勢のイカさん達が泳いでいた。

お腹も一杯なので港沿いに歩いてバス停まで戻ることにする。ワタシはあまり漁村というのは来たことがないので、何だかすごく新鮮な景色だ。昼間なのであまり人気はないのだけれど、でも港には沢山のイカ釣り漁船が泊まっている。夜になって、どの船も照明に灯りが点ったところを想像すると、何だかすごく活気がありそうな気がする。町自体も「イカで生計を立ててます!」というのが全面に伝わってきて、これはこれで結構差別化もできてるのではないかと思ったりもするけれど、そんなに世の中甘くないのかなあ。

それにしても海がすごく綺麗で驚く。漁港って大体水はにごっているし、魚臭いものだけれど、こちらは底まで見えるほど水が澄んでいるし、匂いも全然しない。そんなに船の往来が激しくないせいなのかもしれないけれど、長崎とかも海が綺麗と言うし、一般的に九州の北側は海が綺麗なんだろうね。いつか長崎の五島列島も行ってみたいと思っているので、この水の綺麗さにまた夢が膨らむ。

←イカをぐるんぐるん回して干しているところ。

そんなこんなで呼子の町を堪能して歩いていたら、バスの時間ぎりぎりになってしまった。さっきはタクシーに乗ってしまったので、バス乗り場の場所が正確に判らない。なんとなくの地図も持っていたのだが見当たらないなあと思っていたら、道の反対側をバスが通って行った!うわっ、行っちゃったー(涙)。その後すぐバス乗り場発見。しかも一回通り過ぎていた場所だった。なんで気づかなかったんだろう〜。

しかし今行ってしまった13時半の福岡行きバスの次は、16時半まで無いのである。この町でお昼寝するかと言ったって、喫茶店とかそういうものもなさそう。なので相方さんが案内所で相談してくれたところ、唐津行きのバスがすぐ来るので、それで唐津まで行けばJRなり高速バスなり本数もあるからとのことであった。よかった。

で、ローカルな唐津行きバスに乗る。ピカピカ光る海を見ながら、のーんびりとバスに揺られていく。乗ってくるのは地元のおばあちゃんが何人か。国内の地方をこんなにのんびりと旅するのは久しぶりだなあ。今の仕事はまったく国内出張とか無いし、あっても街中しか行かないだろうし。自分がこういう場所に住んでいるところはさすがに想像できないのだけれど、地方の村とか町に来るとホッとする自分は年を取ったんだろうなあと思う。

唐津からは比較的接続も良く、福岡行きの高速バスがあった。結局もともと予定していたのより30分遅れくらいで福岡まで戻ってくることが出来た。ローカルバス代が余計に730円かかったけど<最初に回数券買って得した分を使いきった(笑)。特にこの後、急いでいるわけではなかったので、のんびりローカルバスの旅を楽しめて良かったなーという感じ。

さてホテルへチェックイン。ホテルは2択だったのだけれど、天神のモントレー・ラスールというところにした。仕事でちょくちょく来ていたエリアなので土地勘もあるし。相方さんは昨日の夜寝ていないせいもあって、飛行機でもバスでも良く寝ていたのだけれど、まだ寝足りないようなので、夕食まで休憩することにする。

本日の夕食は中州にある「粋風庵」というお店。ふぐも食べれるけれど、天然のあらも食べれるこちらのお店で、あらコース15000円を予約していた。「あら」、関西では「くえ」。福岡では九州巡業があるときにお相撲さんを連れて行ったりするのだそうだ。大きいお魚で食べでがあるからかな。玄海灘などの深海で獲れるらしい。お店に入ると小さな個室に通された。襖で仕切られているので、もしかしてお隣にはお布団が敷いてあったりして?なんて言ったのだけれど、さすがにそんなことはなかった。でも小さい個室って、「お忍び感」というか、何だか淫靡な感じがある、…と思うのワタシだけかしら。

夕食:<粋風庵>つきだし(菜の花のお浸し)。あらのお刺身。あらの煮物。あらの茶碗蒸し。あらのから揚げ。あら鍋&雑炊。果物(苺)。

これで一人前!このコースでは「お刺身(中)」と書かれていたが、確かに随分たっぷりした量が出てきた。手前はあらの胃袋と肝。胃袋はこりこりした歯ごたえで気に入ったけれど、肝は少し臭みがあって、あまり好みではなかった。お刺身はふぐのようにポン酢でいただくのがいい感じ(お醤油もあったんだけど)。しっかりした身、脂も乗っているけれど、上品なお刺身だった。

煮付けは…というか、これが九州風の味付けなのかな、全体的に濃い目の味付けで、少しワタシには濃すぎた。でもほっくりした身が味わい深くて美味しい。

唐揚げ。河豚もそうなんだけれど、揚げて、刺身とは違った旨みが出るのがまた好きなんだなと気づく。火を通してもパサつかず、弾力のある歯ごたえはそのまま。これまたしっかりと下味がつけられていたのだけれど、全然負けていない。

上の写真のほかに茶碗蒸しも出てきたし、だいぶお腹一杯になっていたところに、お鍋の具がこの量出てきてビックリ。一つ一つの身がすごく大きいぞー。

最初にあらを入れて、少し煮立たせてアクを取ってから、お野菜を入れる。刺身も唐揚げも美味しかったけれど、鍋が一番気に入った!お刺身は食べたことあったのだけれど、あら鍋は初めてなのだ。ゼラチン質もたっぷり、ぽってりした身もジューシーで、うまい!相方さんが「鮟鱇と鱈のいいとこ取りみたいなお魚だね」と言ったけれど、確かにそれに近いかも。かつ、ふぐみたいな上品な旨味もある。美味しい〜。お腹一杯だったけれど、あらは全部食べてしまった。

そして、〆はお雑炊。先ほどお鍋のスープを飲んだときは少し臭みが気になったけれど、少し振ってある胡椒のおかげか、お雑炊になった段階ではまったく臭みが気にならない上品なお味になっていた。これまたウマーイ。すっごくお腹一杯だけれど、とても満足でありました。

さて、あら尽くしを堪能した後は、少し腹ごなしに散歩を。櫛田神社が近いのでお参りに行く。山笠が飾ってあるのを夜目に見たり。そして今年初詣だということに気づく。年も明けてだいぶ経つけれど、きちんとお参りしなきゃ。ついでに御神籤もひく。お、大吉だ!しかもちょっと悩んでいたことに対するアドバイスのようなことまで書かれている。やっぱり真面目に地道に生きろってことかー。代わりに去年金比羅さんで引いた御神籤(末吉)を結ぶ。相方さんは小吉で、これまた今色々と考え中のことに対する予言のようなことが書かれていてちょっと凹んでいる。明日の大宰府でリベンジするんだそうだ<御神籤ってそういうものではないのでは…。

先日、テレビに出ていたというKenzo Cafeというお店の前へも行ってみる。そのときにやっていた「焼きラーメン」と「もつラーメン」というのを相方さんは食べたいらしいのだが、かなり行列している上に、お腹も一杯なので断念。その後、中州のど真ん中を歩く。金曜日の22時過ぎという、まさにゴールデンタイムだからか、中州の路上は活気に満ち溢れていた。路上で客引きをしてはいけないらしく、声を掛けられることはないのだけれど、わらわらと人がいる。しかも9割がた男性!女性は一生懸命探さないといない。あまりに極端なので何だかおかしくなってしまう。活気のある町でいいけど。

ホテルに戻って就寝。

2日目へ→


旅行記へ戻る

日記へ戻る